極上のキータッチを体現する「REALFORCE for Mac」購入レポート 〜そして沼へ〜

極上のキータッチを体現する「REALFORCE for Mac」購入レポート 〜そして沼へ〜

ついカッとなって買ってしまった高級キーボード「REALFORCE for Mac」の購入レポートでございます。
Clock Icon2019.04.29

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

「おまえは今まで買ったキーボードの数を覚えているか?」

「3つです」

キーボード界の帝王、REALFORCEがMac版をだしたというので、その購入レポートを書きます。GWで暇ってのも有るよね。

キーボード沼きたか…!!

  ( ゚д゚) ガタッ
  /   ヾ
__L| / ̄ ̄ ̄/_
  \/   /

別にきてない。

REALFORCE for Macとは

製品 - Home & Office - Mac | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

キーボードのことほとんど知らん自分がREALFORCEについて語るのもあれなので多くは書きませんが、「キーボード界の帝王たるREALFORCEが、遂にMac版を発売してお祭り騒ぎ」という感じです。

ラインナップは4種類。キーボード詳しくないとこの違い全然わからんので、簡単に解説。

  • 「APC」「静音」モデル
    • REALFORCE SA for Mac / R2SA-JP3M-WH
    • REALFORCE SA for Mac / R2SA-JP3M-BK
  • 「変荷重」モデル
    • REALFORCE for Mac / R2-JPVM-WH
    • REALFORCE for Mac / R2-JPVM-BK ← 今回買ったやつ

最大の違いは、「APC」の有無。それぞれのモデルの中は、白と黒の色違いです。

東プレ独自のAPC機能により、通常のメカニカルキースイッチより最大25%高速入力(当社調べ)。各キースイッチのオン位置が1.5mm、2.2mm、3mmの3段階で調節できるため、キースイッチの反応速度を最適化できます。例えば、素早く入力したいキーは1.5mmに、不意の誤入力を防止したいキーは3mmに設定できます。
引用:製品 : REALFORCE SA for Mac / R2SA-JP3M-WH | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

なんかもう、超強そうな機能。調整は専用のソフトウェアをダウンロードして、各キーごとに設定します。

対して「変荷重」は、キーボードの場所によってキーの荷重が変化します。例えばよく力が入りやすい「F」と小指で入力する「A」だと、「A」のほうが荷重が軽いということすね。

でここらへん、アキバヨドバシで小一時間触ってたんですよ。他のキーボードもふくめて。ただ、実際に画面に入力できるわけではないのと、物理的な差を殆ど感じなかったので、4000円ぐらい安い「変荷重」モデルの黒を選びました。

ちなみに、2019年4月現在、ネットを見てみると「APC」モデルが30000円、「変荷重」モデルが26000円ぐらいです。

その他、REALFORCEのキーボードについては、こちらのサイトがめちゃくちゃ詳しいので、上のモデルの違いに迷った方は自分の適当な解説ではなくこちらのサイトをみるのをオススメいたします。

もともと使っていたキーボード

自分は特にキーボード沼ずぶずぶというわけじゃないんだけれど、REALFORCEを買うまで使っていたキーボードを紹介。

HHKB Lite2 for Mac

Happy Hacking Keyboard | HHKB Lite2 for Mac | PFU

クラメソ入社以来ずーっとお世話になっていたキーボード。あのHappy Hacking Keyboardシリーズの廉価版。

メンブレン方式で今触ってみると打鍵感は安っぽいんだけれど、省スペース設計で見た目もよく、家での作業にずーっと愛用してました。JIS配列で純正MACキーボードとほとんど同じ配列なので、キーボード特にこだわりがない人の最初の一つとしてオススメ。

個人的にはApple純正外付けキーボードより圧倒的に使いやすいです。だいたい5000〜6000円で購入可能。

DREVO BLADEMASTER PRO

DREVO BladeMaster: Ultimate Keyboard with Programmable Knob by DREVO Keyboard — Kickstarter

KICKSTARTERで目にして即プレッジした、いわゆるひとつのゲーミングキーボード。メカニカルキーボード青軸のスイッチ感と、意味不明に光りまくるREDが最高に厨二病を刺激する逸品。

前まで使っていたHHKB Lite2 for Macに比べて打鍵感が完全に段違いに素晴らしい。もとからタッチ圧が強めの自分には、このメカニカルキーボードの打鍵感が相性が良かったのか、「よ、世の中にはこんなキーボードが有るんだ…!」と衝撃を受ける。

一点最大に惜しむ点は、Macの「かな」キー相当の「変換」キーが、純正キーボードやMac互換キーボードに比べて右側にずれているところ。頻繁に使うキーなのに、使うたびに無理に親指をひん曲げるのがストレスだったので、また別のキーボードが欲しくなったというわけ。

そんなとき、あのREALFORCEがMac対応版をだすということで、このキーボード配列のつらみに悶絶していた自分はREALFORCEに飛びついてしまったわけでした。

このキーボードの利用期間は2週間ほど。なんか、これが沼なのかもね。

ストイックで高級感溢れる外観

ここから、写真多めでREALFORCE for Macの外観を紹介。

外箱。横幅50センチとかこの時点でかなりでかい。普通のキーボードとの格の違いを思い知る。

同梱品はマニュアルとキーボードの機能を解説したペーパーのみ。漢らしい。通常モードとWinモード時のキー仕様をそれぞれ裏表で一覧できるのは使いやすい。

この存在感、最高。

大きさをPixel3 XLと比較。テンキーつきのため、横幅は十分でかい。実寸45センチなので作業スペースに制限があるひとは利用をためらう大きさでしょう。

キーはJIS配列。JIS配列で一番多用する「英数」と「かな」キーが、純正のキーボードとまったく同じ位置にあるのはfor Macであるがゆえの一番素晴らしいところ。スペースキー横に「Command」だけではなく、「Option」「Control」があるのは特徴的。

テンキー部分。ITエンジニアの自分はほぼテンキーは不要なので、要らんなぁと思っている部分ではありますが、ついてくるならついてくるで安心感。そのうち、数字をめっちゃ打ち込むときに使ってみましょう。外付けキーボード全般そうだけれど、カーソルキーがこの位置で独立しているのは、操作性バク上げ。

キートップに無駄な日本語が無いのが素晴らしい。無刻印がほしいわけではないけれど、できるだけシンプルなほうが良いですもんね。フォントがこれ何や全然わかんねぇけど、なんかミニマルな雰囲気がでていて、そこはかとない麗しさを匂わせています。

さらにアップ。

別角度から。

テンキー部分もこうやって見ると、素敵。

最後に背面。背面は別にかっこよくない。REALFORCEは全て有線仕様なのでケーブルがあるんだけれど、取り出し口を右側、正面、左側でそれぞれ自分で選べるのが便利。

専用ソフトウェアでできること

たいして多くはありません。「APC」モデルだと各キーの荷重を設定するのがメインの機能になるかと思いますが、「変荷重」モデルだと、これぐらいです。

  • CaplockとCtrlキー入替
  • インジゲーターLED設定
  • ファームウェア アップデート

使用感インプレッション

そんなこんなで、このブログを書きながらその打鍵感を堪能しているわけですが、その特徴を語っていこうではありませんか。

静電容量無接点方式スイッチにならではのお上品なフェザータッチ打鍵感

静電容量無接点方式スイッチにより極上のキータッチを実現
データセンター等でのプロのキーパンチャーの方々に選ばれた極上のキータッチとチャタリングしない無接点構造、さらに、指への負担を軽減し、指の動きをスムーズにするステップスカルプチャー構造によって長時間のキー入力操作でも快適に操作できます。
引用:製品 : REALFORCE SA for Mac / R2SA-JP3M-WH | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

この前まで使っていたDREVO BLADEMASTERのメカニカル青軸方式のキーボードとは、打鍵感が完全に違います。なんちゅうか、こう、お上品な感じなんですよね。正直打鍵したときのインパクトはある意味地味です。初めて触る人は、REALFORCEとか、いかつい名前とのギャップに戸惑う人も多いんじゃないでしょうか。

なんだけれど、無駄な力を入れずとも打鍵したときにキーボードがそのまま沈む感じは、独特のものがあります。音で表すと「スコっ」ですね。Slackの通知音に似てる。

この独特の打鍵感覚、さわればさわるほどすっげぇ病みつきになってくる。無駄にポエムを書きたくなってくると言うか、脳みその中味を延々垂れ流したくなります。この記事が無駄に長文になっているのもそれが影響してるんちゃうかな。

もともとハードパンチャー気味だった自分はメカニカルキーボードのクリック感が好きだったんですが、集中してブログを書きまくっているときに腕が疲れることが多くありました。この静電容量無接点方式に慣れてくると、逆に無駄な力が抜けて非常になめらかに入力できる実感があるんですよね。

変荷重モデルということを意識することはほとんどありません。APCとの違いを体感していないのでそのあたりは正直わかんないとしか言えないんですが、全体的に全てのキーをなめらかにミスタッチ少なく打鍵できる感覚は強い。

見た目が大人っぽい

自分の会社支給MacはMacBook Pro 13インチのスペースグレイなんですが、その雰囲気と非常にマッチしていて好き。キートップもプラスチック感は皆無でマットな仕上がり。先日まで使っていたDREVO BLADEMASTERのゲーミングキーボード特有の厨二病全開な見た目も良いんだけれど、仕事で長く使うならこういうほうが落ち着きますな。

テンキーは要らない

これは圧倒的に要らない。もちろんテンキーに対するニーズは人それぞれだですが、普通のITエンジニアだとテンキーが必要なシチュエーションってほとんどないと思うんですよね。

テンキーがあることのデメリットは、机上スペースが圧迫されるののと、あとマウスが遠くなる点。なので、以前はキーボードの右側に置いていたマウスをテンキーしたあたりに移動して使ってます。テンキーが有ることでだいぶ横幅がでかい(実寸45cmぐらい)ので、スペースがあまり確保できない場合は、事前にちゃんと考えたほうが良いです。

年がら年中触れているキーボードに投資するのもまた一興

以上、REALFORCE for Macの購入レポートでした。改めてキーボード環境見直してみると、こんなに幸せな打鍵感覚が味わえるんですね。こりゃハマる人が多いのもわかるわ。

アキバヨドバシには、REALFORCE以外にも大量にキーボードが展示されているので、この記事をきっかけにキーボードに興味が出てきた人は、まずは1万円ぐらいのキーボードを買ってみると良いのではと思います。

そして、沼へ…

CMガジェット部もよろしくおねがいします。

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それでは、今日はこのへんで。濱田(@hamako9999)でした。

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